身体化された心と人工の脳
第三回広域セミナーは、本郷の情報学環から基礎情報学の西垣通先生、駒場の総合文化研究科から複雑系科学の池上高志先生のお二人にお越しいただいて、「身体化された心と人工の脳」というテーマで講演していただきました。
タイトルをご覧になって、これは何を意味するのだろうと思われた方も多いと思います。
- 心が身体化されるって何?
- 人工の脳って人工知能のこと?
- その二つがどう関係してくるの?
その疑問は、最後までこの報告書を読んでいただければ、おそらくわかるのではないかなと思います。今までのセミナーと違って、(というか毎回今までと違うものを目指しておりますが)今回は講演者二人と、その対談となっております。その分、若干長くなっておりますが、情報学とか複雑系とかわからないよ、という方にもわかりやすく語られています。それどころか、情報学や複雑系といった枠に収まり切らないくらい、話は広く深く展開していきます。
- 生きているとはどういうことか
- わかるとはどういうことか
- 知識とは何か
- 研究するとはどういうことか
普段、生活をしていてなんとなく違和感があったこと、なかなか説明できなかったことのヒントがこの対談に見つかるかもしれません。あるいは、まったく新しい知見を得られるかもしれません。
第三回広域セミナーの始まりです。