2008-06-24から1日間の記事一覧

参考

西垣先生 こころの情報学 (ちくま新書)作者: 西垣通出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/06/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 43回この商品を含むブログ (36件) を見る 情報学的転回―IT社会のゆくえ作者: 西垣通出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/…

セミナー後記

17時から始まったセミナーは、19時半に一応お開きとなりました。2時間半という短い時間の中に、様々な見方や新しい知見がギュっと詰まったものでありました。簡単にではありますが、先生方の講演や対談から「身体化された心」と「人工の脳」とその関係性につ…

対談

西垣:お話を聞いていて、池上先生はサイエンティスト、私はエンジニア出身であるという違いがあるのかなと思いました。A-Lifeは科学であり、AIは工学寄りです。つまり、AIはビジネスに結び付いていて、最終的に製品がどう社会の役に立つかということを目指…

質問

Q.図にある油の「生命現象」らしき動きをするものの、運動エネルギーはどこからきているんですか。 A.ケミカルポテンシャル、つまり化学反応で動いているだけなんで、2分くらいすると死んでしまいます。次の反応を起こしたり子供を残したりするようなシ…

池上先生 講演

AIとA-Life 西垣先生は僕が大学院のころから存じ上げていて、僕の専門は複雑系とかコンピュータの中で生命を作るという人工生命ですが、コンピュータは何ができるのかとか、コンピュータの将来について考えさせられました。初めに、先ほど出てきた第五世代コ…

質問

Q.一般的な社会では客観的な三人称的記述のほうが重みがあると思うのですが、先生はあえて違うという考えなのですか A.要するに、本当の意味で「客観的な記述」なんて、いったいどこにあるのかということです。計測機械があれば客観的といえるのでしょう…

西垣先生 講演

心を持つコンピュータは可能なのか テーマにある「人工の脳」に私が興味を持ったきっかけは、1980年代に通商産業省が立ち上げた「第五世代コンピュータ開発」という国家プロジェクトと関連しています。これは当時の日本の第一線の研究者が官民一体で取り組ん…

身体化された心と人工の脳

第三回広域セミナーは、本郷の情報学環から基礎情報学の西垣通先生、駒場の総合文化研究科から複雑系科学の池上高志先生のお二人にお越しいただいて、「身体化された心と人工の脳」というテーマで講演していただきました。 タイトルをご覧になって、これは何…